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メディスン・ホイールのヴィジョン
丘の上の平地が見えます。やさしげな風とおだやかに波打つ草原。石が車輪のスポークのような 形に並べられています。大きな輪の中にもうひとつ小さな輪。これは聖なる輪、同朋達の聖なる輪 だとわかっていました。小さい輪の中心に置かれているのはバッファローの頭骨です。そして四つ の方角からこちらに向かい、谷間を越えて動物達がやって来ます。近付いてくる動物をさらによく 見ると、動物と見えた生き物が実は人間でした。 動物をあらわす衣装や頭飾りで装った人間達です。 四つの集団はそれぞれが右回りで輪の中に入り、全員で大きなひとつの円を描いた後、聖なる輪の それぞれの位置に腰をおろしました。
まず、北の方角の一団が位置につきました。北は冬。生き物と大地の母が休息する時。 世界と形
の両方が変化を迎える準備をするので、白い雪の髪が頭をおおう時。 次に東の方角の一団が位置に
つきます。東は目覚めの時、誕生の時、そして春。人類の誕生と創始の方角。 次の一団は南の代表 達。夏、豊饒と急速な成長の時。最後に来るのは西の代表達。秋、実りを獲り入れ、自己をセンタ リングする(訳注:自己の内奥で完璧にバランスの取れた状態を保つのに必要な知識を身につけ る時。西はまた西風、すべての風の父の住みか。
ひとりひとりが各々の位置を示す季節と石と植物と守護動物の歌を歌い、大地の母を癒す歌を歌 っています。その時リーダーが言いました。「さあ、聖なる輪の魔術を現そうではないか。 地上のた くさんの人びとに聖なる輪に入ってもらい、大地の母を癒すための祈りに加わってもらおう。メデ
ィスンホイールの輪の数かずを取り戻そう」
ヴィジョンの中ではあらゆるファミリー、あらゆる方角、あらゆる月生まれの人達が心に平和を 携えやって来てひとつになりました。これが私の見たヴィジョンです。